特集!プロジェクトに密着
弊社は企業や公共機関が抱えるビジネス面、IT面の課題を踏まえ、様々な分野でインテグレーションおよび
保守/運用のプロフェッショナルサービスを提供します。国内大手通信事業者をはじめとする
各種法人、政府機関など、幅広いお客様をサポートしています。
こちらのページでは実際のプロジェクトの全貌を解説しちゃいます!
プロジェクト概要ABOUT PROJECT
大手通信キャリア 様
業種: | 情報通信業 |
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配属人数: | 5名 |
業務内容: | 基本設計を中心とした、ネットワーク開発 |
勤務形態: | 平日・日勤(業務の特性上、月に2回ほど夜勤が発生する場合も) |
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MISSION
現代の日本において、通信機器はなくてはならないものです。特にスマートフォンは24時間365日、ビジネス・プライベートを問わずあらゆる場所で利用されており、情報化社会を支える基盤でもあると言えるでしょう。一方で、ひとたび障害が発生すれば影響は数百万~数千万人にもおよび、経済を停滞させる要因になりかねません。
ESNAでは、社会的にも重要な役割を担っている大手通信キャリア様の現場で、ネットワークシステムの開発を手掛けています。基本設計をはじめ詳細設計や構築にも携わることで、日本のITインフラを支える一員として活躍。ESNAメンバーの配属は5名ですが、プロジェクトにはネットワーク部門だけでもゆうに50名を超えるスタッフが関わっています。私たちは日々新しい技術を駆使しながら、大手通信キャリア様の業務をサポートしています。 -
ESNAの取り組みと展望
ネットワーク開発とは、しばしば“道”に例えられます。基本設計はいわば経路であり、「目的の達成」というゴールに到達するために、「どのような道を通るのか」「どのような手段を使うのか」などを検討します。道がなければ新たに作る必要があり、そのぶん費用もかかるでしょう。
本プロジェクトにおいてESNAがメインで携わっているのが、この基本設計です。後の詳細設計や構築の品質を左右する重要なフローであり責任重大ですが、同時に確かなやりがいを得られる業務でもあります。エンジニアはシステムにまつわる知識や技術のほか、各所と調整したり、打ち合わせを通して必要な機能・性能を正確にくみ取ったりするコミュニケーション力も必要です。
本プロジェクトでは将来的に、さらに上流の工程である要件定義にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
プロジェクトフローFLOW
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STEP 1 要件定義
大手通信キャリア様の「こんなものが欲しい!」という要求をわかりやすく定義する、プロジェクトにおける最初の工程です。必要な機能や性能を明確にした上で、文書にまとめます。
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STEP 2 基本設計
要件定義を踏まえ、「どのようなネットワークを準備したらよいか」など、実装するシステムについて話し合います。内容に関しては先方から直接的な要望をいただくことも、一緒に考えていくこともあります。
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STEP 3 詳細設計
基本設計の内容を詰めていく工程です。基本設計では“方法”を決めるのに対し、詳細設計では具体的な“手段”を検討します。「既存のシステムに別のネットワークを組み立てても問題ないか」といったリスクにも注意しなければなりません。
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STEP 4 構築
設計書をもとに、ネットワークを構築します。トラブルや不具合が起こらないよう、また万が一想定外の事象が起きてもすぐに対処できるよう、あらゆる可能性を考慮しながら進めていきます。
対応時の注意点
設計フェーズで重要なのは、関係各所との綿密なコミュニケーションです。要求の取りこぼしがないよう打ち合わせの内容は必ず文書にまとめ、都度確認をしながら次の工程につなげていきます。
また構築において、作り上げるネットワークが必ずしも新規のものとは限りません。既存システムの設計に変更を加えることも多々あるため、ユーザーに影響が出ないよう細心の注意を払いながら作業にあたります。
大手通信キャリア様の要望をくみ取ったり、他部署と連携を取ったりしながら進めていく場面もあるので、対話力が求められます。
ESNAでは入社段階での知識や技術はもちろん、いかにひたむきに勉強できるか、いかに能動的に動けるかを重視しています。
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こんなことに困った!
短納期でのご相談
要件定義や設計の段階で詳細を決めていても、やむを得ない事情や仕様変更により、「どうしてもこの日までに作ってほしい」とご相談いただくケースがあります。とある事例では標準的な工数だと納期に間に合わない可能性があったため、ESNAの対応範囲を通常より広げ内製化することで、短納期のご依頼にお応えしただけでなく、費用の削減にも成功しました。
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こんなことに困った!
予算との調整
予算との折り合いがつかなくなるというのは、どこの業界でも起こりうることです。特に本プロジェクトでは工程ごとに担当する企業が異なるため、大手通信キャリア様とESNAだけの問題ではありません。プロジェクトに参画している以上、弊社も大手通信キャリア様の一員として、工数の調整や開発時期の変更を提案するなど、最善策を検討します。
このように、プロジェクトにおけるイレギュラーはつきものです。問題が起こらないようにすることはもちろん大切ですが、予想外の事態が発生した際に原因を究明し、迅速に対処するとともに再発を防ぐことも重要です。ESNAではチーム内で定期的に打ち合わせや進捗報告を行い、事例や情報の共有を図っています。チームは縦割りではなくフラットな雰囲気のため、積極的に意見を発信したり、わからない点は気軽に質問できたりします。
プロジェクトの総括RESULT
参画メンバーの声
プロジェクトの期間は要件によって様々で、短いものなら3か月程度、長いものだと年単位で関わっていきます。現場では困難にぶつかる場面もありますが、ESNAのメンバーと協力・工夫することで大手通信キャリア様の要求をクリアし、過去には二度の表彰を受けています。成功実績は次の見積もり相談や契約につながりますし、社会人になってから賞状をいただけるというのはうれしいものですね。
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プロジェクト成功のポイント
- ・既存ネットワークの調査
- ・大手通信キャリア様や他部署との連携
- ・納期調整
- ・予算内で対応する創意工夫
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ESNAの対応
- ・基本設計などの工程で、事前にあらゆるリスクを洗い出し
- ・詳細設計や構築フェーズを担当の企業と連携・協力
- ・状況に応じて、ESNAの対応範囲を拡大(内製化)
- ・工数の短縮、あるいは開発時期変更の提案